2022/03/23
「ひらいわ質店 ブログ」をご覧くださり,まことにありがとうございます。
ホームページリニューアルから始めたこのブログも,今回で8記事目となりました。
8記事目にしてようやく,質屋らしいことを記事にしてみようと思います。
今回は,ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーについてです。
ちなみに,情報としては決して新しくはありません。
シリアルナンバーとは何でしょうか?
厳密にいえば違いはありますが,「製造番号」とも呼ばれるものです。
まず,よく混同されやすいものとして,「型番」というものもあります。
一例として,ルイ・ヴィトンのサイフで「ジッピー・ウォレット」というモデルがありますが,このサイフのモノグラムラインの型番は「M42616」です。
同じジッピー・ウォレットでもダミエラインでは「N41661」になります。
(同じラインでもカラーによって型番はさらに分かれます。詳しくはルイ・ヴィトン公式サイトをご覧ください。)
またリニューアルで型番が変わることもあります。
モノグラムラインのジッピー・ウォレット,リニューアル前の型番は「M60017」です。
この「型番」は,モデルにより例外はあるものの,アルファベットの「M」もしくは「N」と,5桁の数字からなっています。
続いて本題の「シリアルナンバー」です。
「型番」が,同一時期の同一モデル・ラインであれば同じ英数字になるのに対し,
「シリアルナンバー」はその製品に対して個々に付けられる英数字のことです。
こちらもやはり例外はありますが,2文字のアルファベットに続いて4桁の数字からなっています。
例えば,「SP 2173」といった英数字です。
とはいえ,電化製品のように製品1つ1つすべての番号が異なるという訳ではありません。
この「シリアルナンバー」は,その製品が作られた地域と時期を表しています。
ですから同じ地域(同じ工房)で,同じ時期に作られた製品なら同じ番号になります。
反対に,同じ製品でも,異なる地域,異なる時期に作られた製品なら異なる番号になります。
「シリアルナンバー」について何となくご理解いただけましたでしょうか。
では今回,なぜこのシリアルナンバーについて取り上げたのか。
それは・・・,
少々文章が長くなってしまいましたので,次回に続きます。 m(_ _)m
ひらいわ質店